2017/10/16

全て「好転反応」で片づけるのは危険です。ホメオパシーのレメディーをとり、不快な症状が起こったら考えるべきこと。

 
何となく不調

この記事を書いている人 - WRITER -
なかもと れいこ
「自然治癒力(治る力)」を引き出す専門家です。 自分の片頭痛が、「食」で8割改善しました。 「未病の段階で身体の調子を元に戻す」。 また、「頭痛になりにくい身体を作る」ことに関心がある方のお役に立てます。 現在はセラピストの方が自分の仕事に専念できるよう、「仕事の仕組み化」をお伝えすることにも力を入れております。
詳しいプロフィールはこちら

 

自然療法には、身体の治る力がしっかり働くようにサポートするものが多いです。
身体の治る力のことを「自己治癒力」と言ったりします。

そうすると、よく耳にするのが「好転反応」というもの。

 

好転反応とは?

 

要は「身体の治癒力がしっかり働き始めると、今まで溜まっていた老廃物などが排泄されやすくなる現象」のことです。
一時的に咳や発熱、下痢、発疹など、一見身体の調子が悪くなったのか?と思われる症状が出ることがあります。
そのあと、改善へ向かっていく。
良くなる前の、一時的な症状の激化です。

 

いろいろな色のフルーツ

 

東洋医学では「瞑眩(めんげん)反応」。
英語圏の自然療法では「ヒーリング・クライシス(healing Crisis)」と言われます。

 

なんでも「好転反応」で片づける危険性

 

人には、身体を守るために排泄を促したり、体温を上げたりする機能が備わっています。
風邪をひき、治りかけの段階で鼻水や痰が出るのは、老廃物などを出しているからですよね。

 

本来の状態に戻る過程として、一時的に不快な症状が起きる可能性はあります。
でも一方で、全ての不快な症状を「それだ!」と捉えてしまうのは危険です。
なぜなら、「良くなる前の一時的な悪化だから放っておけばよい」と判断してしまうことで、
その時に必要な医療処置のタイミングを逃すかもしれないからです。
ホメオパシーにも、この問題があります。
好転反応がデトックス(毒素排泄)のように捉えられ、何かが出てくるのを期待されているフシもある「ホメオパシーの好転反応」ですが、これは必ずしも起こるものではありません。

 

もともとホメオパシーは「心も身体も精神状態も、全てが速やかに、穏やかに癒える」ことを目指しており、そのようにサポートすることは可能なのです。
「ホメオパシーに、一時的な悪化はつきもの」ではありません。

 

自分に合うレメディーをとったら、つらい身体症状が和らいだり癒えたり、気持ちが楽になるのを感じます。
そしてケガや軽い風邪などの急性症状では、レメディーをとって悪化することはあまり起こりません。

 

静かな湖

 

問題は、そうでない場合です。

 

レメディーをとって、心身が悪化したように感じたら?

ホメオパシーでは、レメディーをとって悪化した状態をアグラべーション(Aggravation)と言うのですが、
こういう時に考えられる事は、3つあります。

 

1・全体的によくなる方へ向かっているが、少しだけ症状が激化する
身体の治癒システムが反応して、一時的に症状がさらに出てきたり、むかし患った症状が出てくることがあります。
これがいわゆる、「良くなる前の一時的な悪化」です。
Homeopathic Aggravation(ホメオパシック アグラべーション)とか、
Therapeutic Aggravation(セラピューティック アグラべーション)などと言われます。

 

2・ただ単に、レメディーの影響を受けてしまった
レメディーは、それぞれ何かしらの影響を与える力を持っています。
その持っている力と、自分の不調がよく合った場合に不調は癒えるのですが、
合わないレメディーをとって、単にその影響を受けてしまう場合があります。
これはMedicinal Aggravation(メディシナル アグラべーション)と言われたり、Proving(プルービング)と言われたりします。

 

3・単なる症状の悪化・進行
レメディーが不調に合いもせず、不必要に影響も与えず、レメディーとは全く関係なくただ単に症状が進行していく場合もあります。
これはDisease Aggravation(ディジーズ アグラべーション)と言われます。

 

 

これらの悪化を、どう見分けたらいいの?

 

おおよその目安があります。
ず1の、治癒へ向かう過程としての一時的な悪化・激化ですが、
1かどうかを見分けるには、「気分はさほど悪くない」か?という点をみてください。
激化の期間はあまり長くありません。急性症状と慢性症状で違いますが。

 

あるいは、「この身体症状は、昔味わった感覚だ」と思い出すこともあります。
よくなる方へ向かっている場合、「今まで経験したことがない症状や不安感、気分の悪さ」というのは、あまり起こりません。

に2の「合わないレメディーの影響を、単に受けて悪化したような場合」ですが、
この場合は心身を問わず、今まで経験したことがない症状が出てくる事が多いです

の場合は、症状が重くなって、気分も不安になったり、イライラが続いたりしがちです。
ただこの、「前よりも状態が重くなっている」というのは、医学的知識がないと分からないこともあります。
ですから、分からないと思ったらすぐに専門家へ尋ねてください。

 

 

病院で診てもらう、あるいは他の手立てを考えた方がいい場合は、3。
1や2でも、その方の体力や状況に応じてすぐに他の応急処置を考えた方がいい場合もあります。
予想よりも長引いているし、つらいなと思ったら切り替えて別の方法や、別の人へ相談することを考えましょう。

 

 

 

まとめ

 

レメディーをとって症状がひどくなったり、悪化した場合。原因はいくつか考えられます。

1・よくなる過程で起こる、一時的なもの

2・単に、合わないレメディーの影響を受けてしまっている

3・レメディーとは無関係の、症状の悪化・進行
そしてじつはもう一つあります。

 

同時に2種類以上のレメディーをとった場合、生体が混乱することがあります。
右と左から、別々のメロディーを聴くような感じです。どちらもスーッと入ってきませんよね。
4・「生体が混乱したことからくる、思いがけない反応」という場合もあります。
これも出てくる症状としては、今までに経験していない状態が多いです。

 

私は昔、ホメオパスに相談をしてレメディーをとった後に大きなイボ痔ができて歩きにくかったことがありますが
おそらくそれは、2か4の状態だったのだろうと思われます。
一度にいろいろなレメディーをとったので、判断が難しいところです。
「レメディーをとったら、症状が出てきた」という時には、これらの可能性を考えてみて下さい。
不安な時は信頼できそうなホメオパスに相談するか、病院で応急処置をしてもらうことをお勧めします。

 

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
なかもと れいこ
「自然治癒力(治る力)」を引き出す専門家です。 自分の片頭痛が、「食」で8割改善しました。 「未病の段階で身体の調子を元に戻す」。 また、「頭痛になりにくい身体を作る」ことに関心がある方のお役に立てます。 現在はセラピストの方が自分の仕事に専念できるよう、「仕事の仕組み化」をお伝えすることにも力を入れております。
詳しいプロフィールはこちら
 

Copyright© 頭痛になりにくい身体をつくる , 2017 All Rights Reserved.