私の住んでいる所では、餅つきの地域行事があります。
みんなでワイワイおしゃべりしながら、餅をつきます。
これは「ねったぼ」というもの。
蒸したさつまいもとお餅を混ぜ合わせ、きなこと砂糖でまぶします。
とってもおいしい「おやつ」です。
道具も手も洗っています。
だけど、マスク、使い捨て手袋に慣れた今の感覚では、
抵抗を感じる方もいらっしゃるかもですね。
そうですね。
からだは「ちくわ」と同じです
こんなイメージがありませんか?
バイ菌の着いたものを食べたら、バイ菌がからだの中で悪さをする・・
でも正確に言うと、ばい菌はまだ身体の中に入れてないんだよ
なぜかというと・・
からだをざっくり描くと、こんな感じ。
・・そうだね。
もう少しちゃんと描くと、こうなるよ。
食べ物の通路はごちゃごちゃと見えるけど、
シンプルに考えると ヒトの身体って「ちくわのように筒状」なんだよ。
からだの外から入ってきたものは・・
のど→胃→腸→肛門。
こんな場所を通過しながら、そのほとんどがからだの外へ出て行きます。
いま「からだの外」と書きましたが、身体を通過している時もじつは、からだの外なんです。
何を言っているのかというと、
[aside type=”boader”] 胃や腸などの消化器官にあるものは、まだ血液や細胞の中に入り込めていない[/aside]
だって、ちくわのように筒状だから。
筒の中にいるうちは、まだ「からだの外側」なんです。
バイ菌は、そう簡単に身体の「中」へは入れない
食べたものの栄養は腸などで、小さな毛細血管の中へ入っていく事ができます。
ここから先が本当に、「からだの中へ入る」ということです。
だから、バイ菌はそうやすやすと身体の「中」には入れないんですね。
そう。それに加えて、
*食べたものはまず、唾液→胃液と強力に殺菌されていく。
もしこれらの難関をクリアして身体の中へ入ったとしても
*「免疫細胞」といって、バイ菌たちと闘う細胞がからだの中にいる。
ほ~。
・・・・
風邪をひくのは悪くない。なぜなら・・
熱が出るのは、バイ菌を弱らせるため。
痰が出るのは、やっつけたバイ菌を身体の外に出すため。
からだの防御システムはいつも、
元の状態に戻るために働いています。
それに風邪を始めから終わりまで経験すると、いいことがあるんだよ。
からだがその菌の取り扱い方を学習し、
データとして身体にストックするから。
お年寄りがあんまり風邪をひかないのは、
それまでに出会った風邪に対処した時の経験が、
情報となって身体に残ってるからだよ。
菌B→知ってる!
菌C→知らない
菌D→知ってる!
・・・みたいな感じ?
身体の防御システムをうまく働かせるには?
1・睡眠をとって、休む
2・消化に負担をかけ過ぎない
消化にかかるエネルギーを、
身体の防御システムの働きへ回しましょう。
具体的には、
「食べ過ぎない。」
「消化に時間のかかるものなどを、避ける。」
3・ストレスを長引かせない
・時間と共に気持ちを切り替える。
・重要でないことには執着しない。
など。
自分をコントロールするスキルは、
健康状態に大きく影響するよー。
ふだんから毎日の生活の中で稽古してるといいね
まとめ
①私たちの身体には、ちゃんと身を守る仕組みが備わっている
②そのシステムがうまく働くように、
・睡眠・休息をとる
・食べ過ぎない
・大切なことにだけ意識を向けて、エネルギーを散らさない。