子どもの打撲やショック時にするといい手当て

 

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なかもと れいこ
「治りやすい身体づくり」の専門家です。 自分の片頭痛が、「食」で8割改善しました。 「未病の段階で身体の調子を元に戻す」。 また、「頭痛になりにくい身体を作る」ことに関心がある方のお役に立てます。 最近は、私自身が試行錯誤しながらサービス企画~セールスまでを身に付けた経験を、セールスが苦手なセラピストの方などへお教えする仕事もしています。
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今から10年ほど前のある日、わが家での夕食時に・・。

 

幼稚園生だったわが子のしゃっくりが

止まらなくなりました。

 

 

しゃっくりを止めるためには、

びっくりさせるといいなんて言いますよね。

 

ですので私は突然わが子の肩をつかみ、

目玉を見開いて彼に顔を近づけ、

ハーッ!!」と歌舞伎役者が見栄を切るような顔をして

グラグラとをその肩を揺さぶったのです。

 

そうしたらわが子は何が起きたか分からずに

数秒固まりました。

 

よく見ると、

夫も固まっていました。

 

突然の私の行動の意味がまったく分からず、

「この人は何かに憑りつかれたのか?」と思ったそうです。

 

 

「しゃっくりが止まらない時には、

驚かすといいからさ~ テヘ」という私の説明に

5歳のわが子はエヘラ~という顔を浮かべ、

夫と二人して「びっくりしたねー」なんて

笑っていたのですが、

 

ひと呼吸おいて、うえーんと泣き出しました。

よほどショックを受けたのでしょう。

 

しゃっくりは止まりましたが、

今度は泣き止まなくなりました。

 

「ワ!!」ぐらいにしておけばよかったと後悔しました。

 

 

そんな出来事をふと思い出した、

山上亮さんの「整体的子育て」という本。

 

10年前に読んだ時よりも

今の方がしみじみ”なるほど”と感じること多かったです。

 

 

山上さんはこの本の中で、

「打撲」というものについて深い考察をされています。

 

打撲とはつまり、ショックのこと。

ショックは時に、身体だけでなく心にも深く残ってしまうんだなあ・・。

今更ながら、子どもに悪いことしたと反省しました。

 

 

こんな方に向けて書いた記事です。

こんな方に向けて書いた記事です

*子どもがケガをした時、心身に痛みやわだかまりが残らないケアの方法を知りたい方

*不調から立て直しのコツを知って元気に過ごせるよう、「回復する力」を上げたい方

 

 

打撲という出来事には、注意が必要

 

山上さんはこの本のなかで

いろんな視点を教えて下さっているのですが、

その中でも特に響いたのが、打撲について。

 

打撲というのは

たんに身体に衝撃を受けただけでなく、

本人なかのそれまでのリズムが断ち切られてしまうこと

と山上さんは言われます。

 

<以下、「整体的子育て」からの抜粋>

 

「病気はどんなものであれ、

ある意味自分のリズムに近い中でつくられてゆくのに対し、

打撲はまったく異なるリズムでやってきます。」

 

「そのあまりに早い速度は、わたしたちのリズムを大きく狂わせます。」

 

それは

「思っている以上にからだに大きな影響を及ぼし、

さまざまな変動につながります。

 

昼間の打撲が、夜中の発熱や激しい咳込みにつながることもあるし、

ちいさいころの打撲が、大きくなってからの病気や変動につながることもある。

ときにその変動は20年以上経ってから現れることもある」

 

「なぜこれほど打撲が大きな影響を及ぼすのかというと、

そこには「速度」が関係しているのです」

 

<抜粋、以上>

 

 

 

たしかに、

それまでの流れ(リズム)が

とつぜん断ち切られるというのは、気持ちが悪いですよね。

 

*深いねむりの時に起こされるのも、そう。

*突然大声を出されるのも、そう。

 

「突然」起こす行動は、相手を脈絡なく違う環境に連れて行くこと。

それは相手の内面世界を無視しているので、

ときに暴力ですらあります。

 

「急に」近くで大きな音がしたり、

「急に」抱き上げられたりするのも、

その子にとってあまりに早すぎると

それは打撲のようにショックを与えると、山上さんは言われます。

 

だから例えば、

大人の都合や気分で 突然抱っこするのではなくて

相手に「抱っこするよ~」と言葉をかけてから、

触れてゆく。

 

そんな、ひと言をかけてから行動を起こすと

子どもの反応も全然違うのですね。

 

 

 

ショックを受けた時には

 

とはいえ、

突然の出来事というのは起きるものでもあります。

 

遭遇した時には、

出来るだけ そのショックがいつまでも

残らないように流してゆく、大人の知恵とサポートがあるといいですね。

 

そのためには、どうすればいいのでしょう?

 

 

こころの角度を変えていく

 

山上さんは打撲(ショック)のケアとして、

こころの角度を変えていく」という提案をされています。

 

たとえば、子どもが何かにぶつかって頭を打ったとします。

 

そんな時に私たちはすぐに、

「よしよし、大丈夫だいじょーぶ!」とか、

「あー痛いねー!よしよし。」なんて言ったりしますが、

 

その子にとって速すぎる・・つまり、混乱を引き起こす

打撲(ショック)の時には、

のちのち残らないようにショックを流していく作法があることを、

山上さんの考察から知りました。

 

なるほど!と感心したので、

以下に私の解釈も交えてまとめてみますね。

 

 

1・まず共感する

 

頭をぶつけた子どもは、そのショックに対して、

自分と共に意識を向けてくれる人が居ることで

まず気持ちが満たされます。

 

ですので、私たち大人がやるべきは

まずそのショックな出来事や痛みに意識を向ける」こと。

自分が意識を向けている先なんて

他人には分からないだろう・・と思われるかもしれませんが、

ちゃんと感じ取れるものです。

 

相手がうわの空で聞いているかどうかって、

すぐに分かりますよね。

 

きちんと、意識を向ける。

これだけでもずいぶん痛み(ショック)は

和らいでいきます。

 

 

2・落ち着いたら、意識を外へずらす。

 

でも、いつまでも「痛い」や

「ビックリした状態」 に

囚われ続けるのもよくありません。

 

たとえば昔から、子どもがケガをしたら

「痛いの痛いの、とんでいけー!」なんてやりますが、

あれは、ちょっとおまじないっぽくして意識を

ぶつけた箇所から外へ向けさせる知恵なのですね。

 

あるいは、

ぶつけた頭とは別のお腹や足を撫でてあげたりして、

そちらへ意識が向くようにしてみる、など。

 

そうやって、

ショックな状態にとどまらせないよう、

意識を移動させる工夫」を次に行います。

 

 

3・「痛かったね」のように、過去形にして話しかける。

 

ものごとはすべて、盛んになったあとは静まっていきます。

痛みも同じ。

 

ですから、少し静まってきたかなと感じたら

次にやることは、

ぶつけた痛みを「過去形」で認識する。

これが大切なのだそうです。

 

「痛いね」は、今も痛いと感じている言い表し方です。

そうすると、意識が打撲した状態を捉え続けます。

 

「痛かったね」と、過去の事として認識すると

そこには時間の経過という視点が入ります。

 

そのように、打撲(ショック)から意識をずらしていき、

本人もそれを理解した後に

「ほら、もう大丈夫だね」といってあげると、

一連の出来事がその子の中で終わりを迎える。

 

ひとは自分の物語を受け入れられないと、

ますますその物語に執着して、

そこから動けなくなってしまいます。

と、山上さんは本の中で書かれています。

 

 

 

まとめ

 

今回は打撲への対応として、

ひとつの方法をご紹介しましたが

 

ここで私たち大人が汲み取るべきは

「こんな時はこうする」といったマニュアル的な表面上の行動ではなく、

相手のいまの気持ちの状態という、

見えづらいところへ「意識を向けること」なのだなー

と思いました。

 

山上さんの視点には

自然の動きや流れへの敬意があると感じます。

 

私たちも、”いきもの”という自然の一部です。

 

なので、「自然の流れを妨げないというのが

心身の健康も、子育ても、人間関係も

スムーズにいくコツなのでしょうね。

 

 

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