目次
まずはこのように手を当ててみて
「頭が痛い・・」
「肩が凝った・・」
なんていう時、思わず頭や肩に手を当てることが多いと思います。

あー疲れたなー・・
なぜ思わず「手を当てる」のかというと・・・
手のひらという所は、ひじや足などに比べると、形や手触り、熱感などを繊細に感じとれる器官だからです。
一方、痛かったり疲れている箇所には、「さわられたい」欲求があります。
触れられると安心するからです。

お母さんと子どものよう
手と患部は、会話をしているのですね。
そんな手当てを利用した、頭痛がする時の手の当て方についてご説明しています。(4分20秒)
ポイントは2つ
動画の中でもお話ししていますが、手を当てる時にはコツがあります。
*肩こり、首こり感など、身体にこわばりを感じたら、それが頭痛に変化する前に手を当てること。
*10分以上は当てた方が効果があるので、「何かをしながら」手を当てるといい(パソコンを見ながら。お喋りしながら・・など)。
なぜ手当てが頭痛に効くのか
「触れられる」というやさしい刺激により、人の脳はリラックスしていきます。その結果、身体の隅々まで「休憩~!」の信号が行きわたり、筋肉などの緊張もほどけていきます。
・・ただ、「触れる」セラピーって他にもいろいろとありますよね。
手当ては、マッサージなどとは違ってジーっと手を当てているだけです。
これはいったい、何をやっているのでしょうか??
気の流れがよくなる
西洋医学では、数値化、可視化できないので考慮されないのですが、その他の医学では重視されている「気の流れ」。
「元気?」
「あの人は陰気くさい」
など、日本語には溶け込んでいるので、私たちには理解しやすい「気」の概念。
まあ要は、その人の「イキイキ度」ですね。
検査で引っかからなくても、気分がすっきりしない時は「健康」な状態とは言えません。
いい「気」が流れているというのは、健康のバロメーターになります。
そして「気=イキイキ度」というのは、常に変化しています。
手を当てるという行為は、単に筋肉をほぐしたりするだけでなく、この「気」の流れをよくしているのです。
そんな手当ての力を充分に発揮させるには
できれば10分ぐらいは当てておきたいですね。
なぜかというと・・・
1・手を当てられる刺激で脳がリラックスの信号を出す
↓
2・その信号が、身体の中心(脊髄)に伝わる
↓
3・身体の中心から末端の神経まで、信号が伝わっていく(「広い道→狭い道」のようなイメージ)
↓
4・神経からの信号で、やっと筋肉やそれぞれの器官の緊張がほどけていく
・・・までには、少しは時間が必要だからです。
なかなか、手を当てるためだけに10分ですら時間を取れないのが私たちですから、「なにかをしながら」手を当てるのがいいですよ。
もうひとつ、動画ではお話ししていないコツをご紹介
ここまで読み進めて来られた方へ、あと一つコツをお伝えしておきますね。
じつはこれが結構、手を当てるキモなのです。
「治そうと思わない」
これが大事です。
え?
と思われたかもしれませんが、書き間違いではありません。
要は、自分の願いをなんとしてでも叶えようと思わない、ということです。
なぜかというと、叶えたい!!と思うと多少緊張したりするので、リラックスから遠ざかってしまうからです。
もちろん、手を当てる動機は「この違和感や痛みが、よくなればいいなあ」でいいのですが。
いざ手を当てたら、成り行きにまかせる。
これがコツです。
そうすると、余計なこわばりが取れてリラックスします。
リラックスすると、気の流れがよくなって、結果的にコリや痛みが和らいでいくことが多いのです。
・・・なんだか禅問答のようですが、ぜひリラックスして手を当ててみてください。
10分という短い時間でも、心身の深いリラックスを味わえることもあります。
手を当てる時のコツ・まとめ
*何かをしながらでよいので、できれば10分以上は手を当ててみて。
*頭痛に手を当てたい時は、滞りやコリを感じたときに、すぐ当て始めるとよい。早めが肝心。
*治そうと焦らないで手を当てること。
お金もかからず、手さえあればいつでもどこでも出来る「お手当て」。
ぜひやってみてください。