目次
武学には、自分の心身を整えるための”型”があります。
この型を、
「気持ちが乱れたな・・」とか
心身が疲れた時に行うと、さらりと穏やかになります。
1分もかからない型を丁寧にすることで、
まるでお風呂に入ってさっぱりした後のような心持ちで
人と接することが出来るし、仕事もできる。
そんな型が出来るようになるために、やり方を毎朝インターネットを使って教えてくれるのがトミーさん。
これは「武学を稽古したい!
でも近くに稽古できる場がないし・・」
という方には特にありがたいのですよね。
今回はこの、「モーニング・トミー」を運営されている
トミーさんにインタビューさせて頂きました。
施術家・セラピストさんに伝えたい話
このインタビューでは前半に、
おそらく施術をしている方が一度は突き当たる悩みでは?
という話が出てきます。
「何のためにこれをやってるのかな・・?」
セラピストでもあるトミーさん自身、
過去にこの壁につき当たった時に武学に出会い、活動の突破口が見つかったそうなんですね。
ですのでこのインタビューの前半は特に
いま壁にぶつかっているセラピストさんにとって
ご自分のお仕事に全力で取り組むための
ヒントが得られるのでは?と思っています。
トミーさん(冨田献一朗さん)にインタビュー
目次(左の数字は、大体の目安時間)
2:00 セラピストの活動に疑問を持ち始めた頃
6:50 「何のために生きてるの?」と聞かれて答えられる人はおそらく、少ない
8:20 不調の根本原因を探るのに、武学を使うと圧倒的に早い
18:00 武学を始めてからの、自分の変化
22:30 こんな人に、武学はヒントをくれている
施術家・セラピストが武学を知るメリット
なかもと(以下、「な」):
トミーさんはセラピストでもあるのですよね。
セラピストが武学を学ぶメリットってどこにあると思いますか?
トミーさん(以下、「ト」):
施術をされる方で、
「患者さんの状態を治しても治しても、
その方にそういう症状が出るに至った原因に辿り着けないと
同じ事の繰り返しだな・・」
と思われた経験をされている方は多いと思います。
ト:武学には不調の原因を身体に訊いていくやり方があるんです。
これを使うと本質的な問題に辿りつくのが圧倒的に早くなるので、
治療家で武学を活用する人は多いですね。
ト:もともと武学は戦争のなかで生まれているので、
全員が必死な状況だったわけですから
「自分の身体は自分で治す」ということが
必然だったのですね。
だから武学は、自律医療としても非常に役立ちます。
あー確かに。
武学の稽古法を患者さんに教えている施術家さんは
結構いらっしゃいますよね。
誰でも出来る、「検身法」
(※注釈:「検身法」=武学的な、身体の状態のチェック方法)
な:これって、誰でも出来るんですよね?
ト:そうですね。出来るようになります。
ト:自分が整っているなあとか、
あ、いま乱れているんだなとかの状態が分かるようになってきます。
ト:でも自分の状態って、特に始めのうちは自分一人では分からないので、
他人と稽古して、どんな状態なのか?を確かめることが必要ですね。
武学をするようになって、変化したこと
な:トミーさんご自身の変化を教えてください。
ト:人から「軸があるね」と言われるようになりました。
志を持つようになってから、
それが周りにも感じられるようになったのかな。
ト:それから人と話していると、
「あ、いまぶつかってるなー・・。」とか
その状態を客観視して、感情に吞まれずに切り返せるようになりました。
人との距離感を取りやすくなったかな。
(18:00辺りで、もう少し詳しくお話されています↓↓)
なぜ生きづらいのか?が分かるようになってくる
な:では最後に、ここまでトミーさんのお話を聞かれて武学に興味を持った方へ
なにかひと言お願いできますか?
ト:武学で出来ることのひとつに、「エネルギーコントロール」があります。
突然「エネルギーコントロール」なんて言われても、
「は?」と思われますよね。
例えば日常で人からカッとするようなことを言われたとしましょう。
1・思い切り反論する
2・シュンとする
3・「なるほどそうか」と相手をいったん受けとめる
・・など、いろいろな対応の仕方があり、
それぞれの反応によってその場の状態は変わってきますよね。
「コントロール」とは、自分が望む状態(エネルギー状態)につながる選択を自由に選べるということです。
そういうことが、武学を稽古し続けていると出来るようになります。
武学というのは、さんざん戦争を繰り返した果てに
「そもそも戦争にならない状態を作り出せるのが、一番よいのでは?」
という結論から編み出された人類の知恵です。
この知恵は現代社会に生きる私たちの
3領域に応用していくことができます。
3領域とは、「体術」、「医術」、「兵術」です。
これ、現代社会に当てはめてみると
体術=集団(5~6人)
医術=対人(自分、人(患者さん)など)
兵術=組織(会社、学校など)
という感じになりますね。
それで、
それぞれの規模でつい思い込みとか、枠・ルールとかって出来やすくて、
僕たちはそれに規制されがちなんですけど、
武学を深めるにつれ、
その枠から出られるようになります。
ト:枠に規制されなくなる。
自分で考えや行動を選択していいんだ、
というのが腑に落ちてくるので、
生きるのが楽になってくると思います。
・・・って、
説明を聞くよりもまずはそんな驚きを身体で体験してほしいですね。
全国各地で武学仲間が自主的に開いている、
体験会とか稽古会に参加してみてほしいです。
な:そうですね、
いまあちこちで開催されているので
ぜひお近くの体験会などに参加してみて頂きたいですね。
それから私は、
武学をやっている人たちに触れてほしいなー。
じかに会うと、どこまでも柔らかいのに凛とした雰囲気とか、
多くのことを感じて頂けると思います。
トミーさん、
インタビューさせて頂き、ありがとうございました!
武学の体験会や稽古会、私が住んでる近くでやってないかなあ?
と思われた方は、こちらをご覧になってみてください。
ちなみに鹿児島でも毎月、体験会をやっています↓↓
コメントを残す