引っ越すと、美容院探しがひと苦労ですよね。
私は現在の場所に移り住んで6年目なのですが、
今回はわりに早く「この方にお任せ!」という美容師さんが見つかったので
放浪することなく、ここ何年もずっとお世話になっています。
パーマがかかりにくい髪質や、絶壁頭など いろんな難を上手にカバーして
もらえるので有難いのです。
美容師さんを驚かせてしまった
当然ながらこの美容師さんは、美容に詳しいわけで。
「中元さん、普段洗顔とかどんなふうにされてます?」
と聞かれて、
「お風呂に入った時に、身体と一緒に石鹸でチョロッと・・」
なんて私が言うもんだから
「は?」と絶句したあとに、
「・・・なかもとさーん。ダメですよー。
お化粧は石鹸じゃ落ちないんですよー。」
「あれ?でも私が使ってるのは
石鹸で落ちるって書いてあったんだけどな・・。」
「怪しい。いったい何使ってるんですか?」
「なんか、BBクリームみたいなやつで・・」
「はー?!BBクリーム?!もうダメダメ中元さん!」
と、園児が先生から教わるように
顔の洗い方をいちから丁寧に教えてもらう・・
といった会話が繰り広げられるのです。
分かります、その呆れる気持ちは分かるのです。
なにせ私は、「お風呂に入っても顔なんて洗わないよー♪」
って言うような母の下で育ったものですから、
もっと言えば「別にお風呂は毎日入らなくても死にはしない」
という家庭で育ったものですから、
結婚した時にそんなライフスタイルを夫に心底驚かれ、
「あなたは戦時中の人みたいですね」と言われたことがあるぐらいです。
そんななので、美容への意識の低さの自覚はあるのです。
おそらくその美容師さんの常識からすると、
こんな人がいるのかと呆れるレベルの
いい加減な手入れをする客だと思うのですが、
私が心地よいのは、その美容師さんが正しい洗顔の仕方を教えつつも、それを強要しないところにあります。
みんな毎日忙しいから、出来るだけ髪や肌の手入れが簡単な方法を。
そんな、相手の生活や状況を配慮して、本人が続けられる方法を提案してくれるんですね。
相手の背景を想像する
これって、見習わなくちゃなーと思います。
私たちは何かの専門家になるとつい、
それを「正しいもの」だと思ってしまいます。
そうじゃないものや、そう考えない人、そういう行動をしない人を
ダメだなと考えてしまいがちです。
でも、その人がそう考える(行動する)のには、
それなりの背景があるんですよね。
何かに詳しい立場から見れば「こうすればもっといいだろうに」
といくら思うことでも、さまざまなタイミングが合わない限り相手に変化は起きません。
(私に洗顔をきちんとしよう!と決意するタイミングがまだ訪れないように。)
よりベターな策をとり、あとは本人に任せる。
ものの流れを俯瞰的に観ると、
そういうスタンスでいるのが一番いいのではないかなと思います。
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