自然療法と呼ばれるものは、とてもたくさん種類があります。
自然療法とは?
ひとことで言えば「自分の治る力がちゃんと働くようにサポート、応援するもの」です。
時々、深刻な病状の方がワラにもすがる思いで食事療法や気功などを始め、病気が「完治した話」や
逆に「うまくいかなかった話」などを見聞きします。
「だから○○はいいのだ」「だから○○はよくないのだ」なんて言われますけど・・・
そもそも自然療法は「重篤な状態に効くのか効かないのか?」という土俵で議論するモノではない、と私は考えています。
自然療法は、普段から始めるのがふさわしい
自然療法は、毎日の過ごし方の質を上げるのがうまいのです。
ちょっと疲れた時に「いい香りで気分を上げる」とか、
「食事を整えて疲れにくくする」とか。
「好きな音楽を聴いてカタルシス」とか、
身体を動かして、血巡りを良くするとか。
そうやって、少しだけ自分に余裕ができたら、
家族や職場の人にも少し余裕ある対応が出来そうでしょう?
気持ちよく過ごすことは、身体にもいい影響を与えます。
例えば人と触れ合う時に気持ちがいいのは、脳からオキシトシンというホルモンが分泌されているからです。
これは、楽しく語り合ったりして、気持ちが触れ合う時にも出ているんですよ。
気分よく過ごせると、そんな状態をキープしたいな、あるいはもっとよくしたいなと思うものです。
新しい考えも取り入れてみようかなという冒険心も出てくるかもしれません。
また、ちょっと失敗してもへこたれない強さも出てくるでしょう。
だんだんと、いい循環を生み出していける。
自然療法のよさは、そういうところにあります。
自然療法で病気が治るのか?と聞かれれば・・
そうやって、ごはんがおいしいと感じ、よく眠れ、
誰かとコミュニケーションを取ることに楽しさを感じ、
多少うまくいかないことが出てきても新しい解決法を模索する気力と
へこたれない強さが生まれれば・・・・
回復しやすく、病気になりにくいこころと身体になっていると思いませんか?
だから、そういう意味では自然療法は病気も治すと私は考えています。
言ってしまえば、そういう心や身体にいいサイクルを生み出すものであれば何でもよく、
逆にいくら身体にいいと言われるものでも、そういうサイクルが生み出せなければ意味がありません。
眉間にしわを寄せて「あれを食べたらダメ、これを食べなきゃダメ」なんて言いながら不健康そうな人を見かけたことはないですか?
自然療法にすがってもうまくいかないのは
人は気持ちのバランスが崩れ病気になったり、バランスがとれ元気になったりするものです。
こころの状態は、身体のシステムにすぐ影響を与えます。
緊張したらトイレに行きたくなり、
心配事から胃が痛くなりますよね。
変わるとするならば、心持ちが変わることで体調が変化することはあります。
「メソッド」があなたのこころも身体も変えてくれるわけではないです。
また、身体の状態も人によりさまざま。
変化しやすい状態もあれば、もう変化が起こりにくい状態もあります。
誰かが良くなったと聞いて、すがるように自然療法に取り組んでもうまくいかないことはありますし、
うまくいかなかったから「効かないんだ」というのも違います。
「健康に生きる」って、身体が病気でないことだけじゃないです。
何かに心動かされたり、それがまた誰かを動かしたり。
そういう状態って、とても健康だなと思うのです。
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