2020-07-11

陰陽五行でみる、からだの中の働き

引き続き、陰陽五行についてです。

木火土金水(もっかどごんすい)

なんていう言い方、聞かれた事はありますか?

陰陽五行では、

この順序で、一日も、一年も、一生も巡っていってると

考えられています。

ヒトの中の臓器も、

この木火土金水に対応しているので、たとえば

「のどに痰が絡みやすいなあ・・」

とか。

「肩が凝りやすいなあ・・」

とか。

日常感じるちょっとした不調ってありますよね。

身体に出てくる症状の原因は

一つではありませんが、

陰陽五行の流れを知っていると、

その症状が出てくるまでに至る過程が

イメージしやすくなります。

「不調が起きていく過程」を知っているのといないのとでは、

「のどに痰が絡みやすいからのど飴を舐めなくちゃ!」

という判断になるか、

「ひょっとすると、からだが排泄しにくくなっているのかも。

排泄力や免疫力を上げる食事や生活を心がけよう」

といった感じで 症状の根本解決に向けた判断となるかに、

違いが出てきます。

ですので今回は、

私たちの各臓器の状態がどのように

他の臓器の働きに影響し合っているか?

について、あなたと一緒に見ていきたいと思います。

それでは、いきますね。

まずは、この図を見てください。

この図で一日の変化も一緒に想像して頂くと

イメージしやすくなるかと思うのですが、

左上の「木」の辺りが一日で言えば午前中にあたりますので、

だんだんと立ち昇るエネルギーが、

正午でピークを迎え、やがて右の方へ時計回りに進むにつれ

少しずつ収束に向かっていく・・・

そんなふうに、

エネルギーが盛んになったり、収束していくサイクルを

感じられますか?

新しく生まれ変わる春に相当・「肝(自律神経)」の働き

肝(肝臓・胆のう)は、季節でいうと春。

生まれて、どんどん成長に向かっていっている状態ですね。

一日でいうと午前中。

人でいうと幼年期にあたります。

五行で「木」にあたるこの時期、身体では

自律神経に大きく関わりがあります。

ところであなたは、

「自律神経」という言葉を

聞かれたことはありますか?

自律神経には、

身体を“活動させる”交感神経と、

身体を“休ませる”副交感神経の2つがあるのですが、

たとえば試合や仕事の場面では

交感神経が働くと身体や頭は冴えますし、

眠る時には副交感神経が働くとリラックスしてよく眠れます。

そんなふうに、

交感神経と副交感神経は

場面によってどちらかの優位性を交代しながら、

バランスよく働いています。

ところが、たとえば 

ずーっと交感神経が働き続けたりすると、

血液の流れを管理する次の段階、

「心」の臓器(心臓・小腸)に大きく影響を与えます。

エネルギーが盛んな夏に相当・「心(循環器)」の働き

五行で「火」にあたるこの時期、身体は「心」。

心(心臓・小腸)は季節でいうと夏にあたります。

生まれ出たエネルギーが、非常に盛んになる状態ですね。

一日でいうと昼、

人でいうと青年期にあたります。

心(しん)が活発に働くことで血液循環を良くし、

熱が生み出される。

五行の「心」は、循環器系に影響がある箇所です。

血液循環がもし滞ると、体温が低下していきます。

体温が下がると、消化力や免疫力が下がっていくことにつながるんですね。

季節の変わり目・「土(消化器)」の働き

「脾」はちょうどこの辺りで

季節や陰陽のエネルギーバランスが変わる

五行の「土用」にあたります。

「脾」は消化器や免疫の働きをを司る箇所です。

そういった免疫力にかなり関係するのは、「胃・脾臓(すい臓もここに含む)」です。

(東洋医学では、これらの臓器をまとめて「脾」と呼んでいます。)

もし免疫力が低下すると、体液が汚れていきます。

そうすると、身体においては次の段階、

下水管にあたる「リンパ管」が詰まりやすくなってきます。

エネルギー収束に向かう秋に相当「肺(リンパ)」の働き

五行の「肺」は、季節でいうと秋。

一日では夕方。人の一生では壮年期にあたります。

「肺(と大腸)」には、リンパ管がたくさん集まっています。

五行でいうところの「肺」の前段階「脾」の弱り・不調は、

だんだんと「肺」に負担をかけることとなっていきます。

アレルギーやぜんそくなどの症状は、

肺の弱りから引き起こされるので・・

「肺の働きリンパ系を改善するには、

その影響を与えている脾(土)の役割

つまり免疫力をまず上げることを意識するとスムーズだ・・」

と、陰陽五行では考えます。

エネルギーを凝縮させ、次のサイクルへ準備する冬に相当「腎(腎臓・膀胱)」の働き

五行における「腎」は、季節でいうと冬。

一日の中では夜にあたり、

ヒトの一生でいうと老年期にあたります。

もし、肺(リンパ系・下水管)の状態が

目詰まりを起こしていると、血液も含め体液全部が汚れます。

腎は、下水の最終処理場なんです。

また「腎」は、内分泌のコントロール(ホルモンや消化酵素の調整)や、

また、体液の調整をしています。

腎がうまく働かないとそれらがうまく働かなくなるので

むくみ、頻尿、骨粗しょう症といった症状も現れます。

下水がひどく汚れると、その処理能力が限界を超えるので

こんどは血液が汚れてきます。

人の身体はほぼ水分で出来ている、

というのはきっと聞かれたことがありますよね。

今まで話に出てきた、

体液やリンパ液、血液などがそれにあたるのですが、

身体の末端まで行き渡って栄養を届け、

要らなくなった老廃物を回収しているのが血液。

水が汚れていては、植物が元気に育たないのと同じで、

血液が汚れていては、私たちは健康でいられません。

その血液の状態を良くする働きをしているのが、「肝(肝臓・胆のう)」です。

血液が汚れると、

肝臓の解毒力も低下します。

また、始めのほうでお話ししたように

肝は自律神経の働きに大きく関わりがあります。

ホルモンバランスの乱れからも、

自律神経は調子が崩れていきます。

肝の働きは腎の影響を大きく受けているんですね。

そしてまた次の循環へ・・というふうに、

私たちの身体の中の臓器たちは

各々の働きをしながらも、他の臓器に影響を与えあっています。

いかがでしたか?

五行の視点をもっていると、

私たちのからだの働きがこんな感じで次につながっていってるんだな~

という全体の流れがとらえやすくなるかと思います。

一度聞いただけでは頭に残らないので、

何度か図を眺めて頂くと、少しずつイメージが出来ていかれるかと思います。

それでは、また~。

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